動中の工夫

坐禅コミュニケーション

うつ状態と脳みそがウニになること

 何をしたわけでもないのにものすごい疲労感だ。なんかむくんでるし脳の回転が遅い。

 うつ病を経験したおかげで大体自分の状態がつかめる。これはうつ病まではいかないが、生理的な範囲でのうつ状態ではあると思う。べつに精神的に嫌なことがあったわけではないが、サイクルでこういうときがあるのはごく自然なことだ。誰にでもある。

 こういうときの対処法は気にしないでありのまま仕事をすること、これしかない。ただ他人はな疲れてるなと気づくわな。とくにうつ病経験者はこういう状態になっている人を見ると一目で分かるのではないかと思う。そして他人から指摘されたらなんとか修正しようと思うわな。

 こういうとき皆は「根性で何とかなる」と言う。実際、皆さんは私からすると本当に「根性で何とかな」っているから感心する。私はこういう人を詳らかに観察して取り入れている。坐禅のときのように呼吸したりして、なんとか遅れないように身心を動かす。

 でもこの駄目なりにやるのがむずかしい。体は動かすようにしているんだが、思考がついていかない。脳みそがウニになってるんじゃないかと思う。「ボーっとしてんじゃないよ」と良く言われるが、他人のスピードについて行けなくて困惑しているという主観的自覚だ。こういう疲労感の状態で一年以上もいたことがある。

なんとかリズムを取り戻そうと、決まり切った行動(≒強迫行為)に出てしまうこともある。どこでタバコを何回吸うとか、決めてリズムを取りに行くスポーツ選手がよくやるような方法だが、けっこう効果がない。

 あー、もうちょっと無理のきく身体になりたい。