動中の工夫

坐禅コミュニケーション

働くときの工夫

2024年の目標

Ⅰ 日商簿記3級をとる なぜとるのかというと、シンプルにお金が好きだから(笑) まあ仕事でも役に立つかもとか、企業の業績を見るのに役立つとか、家計管理にも応用できるかもといったところですかね。 これまでは同じ物価なら同じ賃金でもいいやという草食…

パレート分析

パレート分析:複数の事物や現象について、あらわれる頻度によって分類をし、管理効率を高めようとする分析手法である。ABC分析とも呼ばれる。パレート分析で作成されるグラフは「パレート図」と呼ばれる(ウィキペディアより) 薬局における医薬品在庫管理…

キャリアアンカーとは

キャリアアンカーとは(wikipediaより) キャリア・アンカーとは、アメリカ合衆国の組織心理学者エドガー・H・シャイン(Edgar H. Schein)によって提唱された概念。 ある人物が自らのキャリアを選択する際に最も大切な(どうしても犠牲にしたくない)価値観や…

要らないものは何か?

現在も原発では、作業員の方々が大変な任務にあたられている。私には正直なんと表現してよいかわからないが、日本中がサポートしなければと思う。 小売業はこれまで消費者に衝動買いをさせることで成り立ってきていた。衝動買いをさせる陳列、POPなどを工夫…

何をか為さん

最近、書店で山本兼一『命もいらず 名もいらず』を購入した。幕末・維新時に活躍された山岡鉄舟を描いた時代小説である。 山岡鉄舟居士は剣・禅・書の達人であり、私が参加している坐禅会とも関わりがふかい。 ここで描かれる鉄舟は自分のため=世のためとな…

認知を認知する(1)―フローチャートの活用

最近よく耳にする用語「メタ認知」、認知を認知することと解される。 ヒューマンエラーを考える際にもよく耳にする用語だ。 「メタ認知過剰にも注意が必要(http://blog.goo.ne.jp/hkaiho/e/b00e7ece468a266400ef6b8d687813cd)」海保博之先生の記事もとても面…

調剤室に自分がいない薬剤師

山岡鉄舟居士に次のような逸話がある。 鉄舟居士のかかりつけの医師として出入りしていた千葉立造医師に、居士は「あなたは医師でしたな。では病気の診察は出来るでしょうな?」と尋ねられた。「大したことはありませんが、まあ一通りの診断はできます」と千…

字を書く時の工夫

2008年10月8日放送の『ためしてガッテン』(http://www3.nhk.or.jp/gatten/archive/2008q4/20081008.html)より字を書く時の工夫。 文字は脳が書いていると言うことで、脳内文字のバランスを修正してゆくことで字を美しく書くという工夫である。その名は「す…

チェック業務の工夫

大森曹玄老師曰く、 「電話局に勤めていた一禅友が、こういう話をしてくれたことがある。三十数年も前のことだから、今とは現場の様子はちがっていようが、原理は同じことである。その友人は局で自動接続の装置の故障を調べる係で、毎日自分の受け持つ機械を…

速度の遅い動中の工夫

私は静と動の工夫には違いがあるように思える。坐禅指南書には「只管~」ただすることに相違はないとよく書いてあるが、やはりコツが違うように思える。 たとえばバリバリ働くビジネスマンはスピーディーな仕事に集中力を発揮するが、ゆっくりとスピードを落…

墨をする時の工夫

今朝の坐禅会の法話より 墨をするのもひとつの修行である。老師についてお世話をする役についた場合、墨をするのも大事な仕事であるが、忙しい中すらねばならないので大変であるらしい。 墨は坐禅と同じように肚の力と呼吸でする。坐禅が出来ていないといつ…

ワレモノを扱う時の工夫

なんだか他人よりワレモノを割る回数が多いような気がする…。この間もドリンク剤の瓶を割ってしまった。 澤木興道老師曰く「茶碗ひとつでも、ガチャンと放りだすのと、最後まで送りとどけるのと」、 又曰く「すべての行儀の根本は「最後まで送りとどけること…

駐車場に駐車する時の工夫

今日、千葉そごうに車で行ってきた。駐車場に車を停めたが、帰りにはもう何階に停めたか忘れてしまい、五階から十階まで歩いてしらみつぶしに探す羽目になった。クソ暑い中、空気の悪い駐車場の中を、30分ぐらいは歩いただろうか。 もともと自分は方向音痴で…

さまになる

「それらしくする」「さまになる」ということは大切な動中な工夫だと思うようになった。 お坊さんが読経恐怖症で「な、な、な、ななむみょうほうれんげきょう」とか、外科医が手が震えるとか、商人がお札を数える仕草がぎこちないのでは、信用におけない。 …

動中の工夫―回転数の一致―

一口に「動中の工夫」といっても、作業によって要求される回転数は異なる。また個々の力量によっても回転数は必然的に異なる。 ゆっくり正確に行う作業、素早くラフに行う作業、手早くかつ性格に行う作業などいろいろあるが、大切なことは、要求される回転数…

アマチュアでも工夫

今、私は岡本浩一著『上達の法則』という本を読んでいる。物事がなかなか上達しないのは、本人にとってなかなか苦しいことであり、教え導く師にとってもまた歯痒いことであろう。 今日の坐禅会での法話。 専門道場では厳しい修行をして、無駄を一切省いた効…

摩訶衍の挨拶

スーパーなどの接客業では会社が、「お客様に挨拶をした回数」などを従業員に毎日記入させていたりする。もちろん意味がないなどとは言わない、ある一定の啓蒙効果が得られていると思う。 しかし真に心がけるべきは実は一緒に働いているスタッフに対する挨拶…

目標の取り違えエラー

認知心理学の海保博之先生が提唱するエラー分類の一つ。 外部目標:外部から提示された使命(例)社訓・売り上げノルマ 内部目標:自己の目標 海保先生は「その外部目標が曖昧だったり、矛盾していたりすると、それを取り込む際に、外部目標と内部目標の間に…

不明な点を残さない

仕事においても学業と同様に自宅での予習と復習は大切なことだと思う。しかし学業において授業・講義がもっとも重要であるのと同様に、仕事においても現場での実務がもっとも重要である。 この認識が出来ていないと、現場でのミスを「もっとよく考えて(予習…

運転の工夫

車の運転の工夫 昔、イチローが試合後に車の運転をして帰宅するのが気分転換になって良いと言っていたと思う。雑誌は『Number』だったか?そもそも本当にイチローだったかもあやしい記憶だが…。もう十年以上前のことになるだろうか。 周辺視を駆使し、集中し…

ヒューマンエラーを防止する工夫

最近、人間工学からミスを防ぐアプローチが研究されている。結論は「当事者だけの責任にせず組織全体で取り組め」みたいな話になる。これは企業倫理が声高に叫ばれる現在、本当に大切なことになっていると思う。 ところが、現場の最前線で働く前衛部隊員に組…

校勘の瞑想性

校勘とは異なる版本とつきあわせて異同その他を著すこと。その目的はその書籍の旧態に遡らんとすることである。 私は研究である古典をまるまる校勘したことがある。実際に行ってみると、なぜ訛字になってしまったのか、間違えた人の感覚が伝わってきたり、い…

沈香も焚かず屁も放らず

特にこれといって役立つこともしないが、かといって世の中に害を及ぼすようなこともしない、所謂「沈香も焚かず屁も放らず」という状態のメカニズムについて考察したい。私の場合は技術の習得過程に於いてこの状態になる。 指導者――私 ↓ 物事・業務 所謂OJT…

慣れてよいと許可する

新しい仕事の初日。やっぱり頭がパニックだ。前回の職場では緊張の結果、へこへこと姿勢が悪くなっていたので、今回は数ヶ月前から姿勢を改善した。その成果は出ているが、姿勢が良すぎて逆にぎこちない。相当ぎこちない人だなと思われているのが伝わってく…

いざ実践編

来週より半年間の社会的ひきこもり生活を脱出し、バイトを開始する。この半年間、様々な悪癖・生活習慣の改善、認知行動療法・森田療法・交流分析の勉強と実践、坐禅などに取り組んできた。これまで今目指している職種での仕事を二回試みて、これが三度目の…

静から動へ(2)―作務と坐禅―

坐禅会での和尚様のお話。和尚様が専門道場で修行中の頃のお話。和尚様が作務で薪割りをしていた。木目の癖がある薪は上手く割れないことが多かった。しかし不思議なもので坐禅が深まってきて呼吸が深くなり肚の力ができてくると、上手く割れるようになった…

とりかかる姿勢

玄侑宗久『サンショウウオの明るい禅』二章サンショウウオの「てきぱき」章下文に曰く「(略)しかも行動は、行動じたいが喜びを伴うべきだろう。考えを行動に移すだけでなく、からだの意志でも動くのである」(66-67頁、海竜社)。 茂木健一郎氏曰く「勉強…