動中の工夫

坐禅コミュニケーション

基本的構え

新年初坐禅会

謹賀新年 本日は今年初の坐禅会。坐禅の後は本堂にて大悲呪一巻読誦。 和尚の先師がよく揮毫された和歌があり、丑年にちなみ紹介してくださった。 怠らず 行かば千里の 末も見ん 牛の歩みの よし遅くとも (怠けずに歩みつづければ、いつしか千里の遠くまで…

2020年雑感

有馬頼底老師の大僧正ネズミと賛「寿且昌」 今年は干支のはじまり子年。物事をはじめるには小さい事からでもコツコツと、そんなことを思っていた年明けでした。蓋をあけてみると、新型コロナウイルス感染症に振り回された一年でした。きっとそんな中でもネズミ…

TPPに抵抗する精神性―4つの提案

TPP反対の活動というと、デモ・抗議活動、政治家への陳情・FAXといったことが思い浮かぶであろう。 そういった活動についてはほかでまとめられていると思うのでここでは紹介しない。ここで紹介するのはTPP反対のメンタル面的活動である。 TPPに参加するとい…

破壊的カルトから身を守る8つの質問

スティーヴン・ハッサン『マインド・コントロールの恐怖』(恒友出版)より破壊的カルトから身を守る8つの質問 著者は、「これから紹介するようないくつかの具体的質問をすれば、あらゆるカルト勧誘者の90パーセント以上を避けるのに役だつと思う。質問はつ…

生死を考える

東日本大地震で多くの方々が亡くなった。復興は国民全体で考えなければならない。しかしそれとは別にして、生死の問題を個々が考える必要がある。(坐禅会の法話で)和尚は生死の問題は頭燃を払うがごとき、精神上の最優先課題であるという。 日蓮は「先づ臨…

東京電力を応援します

東日本大地震の対応も2次被害を最小限にし、復興を促進する段階に動いている。 自分に何が出来るか?薬剤師として、計画停電による時間制限のある中で、施設利用者様の薬を作り切るのが正直精一杯である。慢性疾患の方はお薬に余裕を持って受診していただけ…

御破算の工夫―PCが壊れました

PCが遅くなったので購入を検討していたところ、その心を見透かされたか、PCの電源が全く入らなくなり、八方手を尽くしたがついに起動することがなかった。 ようやく昨日新しいPCがDELLから届いたが、以前使っていたPCにあったデータが消えることとなった。ほ…

雀鬼・桜井章一

麻雀の代打ち時代、20年間無敗だった雀鬼・桜井章一氏。氏が運営する麻雀道場での指導風景を以前テレビで拝見した。 牌の持ち方や「背筋を伸ばせ」「もっと肘を下げろ」などの姿勢などといったところを指導していた。道場では牌の切り方(1秒で切る、その美…

鼻持ちならない

野狐禅に陥った者の言動・所作などをよく「鼻持ちならない」などと表現する。「丘サーファー」なんかも類義語かもしれないが、私もその域をでない一人であろう。今回はその戒めとして、昨日の坐禅会での法話を記録する。 1日一炷は坐るという生活習慣ができ…

「ゾーン」の実例

理想的な心理状態をスポーツの分野では「フロー」とか「ゾーン」と呼んでいる。以前、要求される回転数にピッタリ自分の回転数を一致させる重要性を書いたが(http://blogs.yahoo.co.jp/dongzhongdegongfu/12785418.html)、「ゾーン」はまさにこの状態である…

禅堂ではごまかしはきかない

疲れてくると、身心にどういった反応が起きるか自分で観察してみた。 ・むくむ。これはホルモンバランスの乱れと血行不良によると思われる。 ・身体が硬くなる(坐禅で半跏趺坐もつらくなる)。しかし筋肉は弛緩傾向にあるがごとく姿勢は悪くなる。これはイ…

アンプラグドのすすめ

個々の持つ固定観念・誇大妄想などは、感情を増幅させるアンプにたとえられると考える(あるいはエフェクターかもしれない…)。 過度にストレスを感じる人などは、一度アンプをはずして楽器そのものの音を聞く必要がある。 私などは過度にストレスを感じる人…

主体性を持つ

会社の上司で、現場第一線で活躍中のエース格的存在の方曰く、「言葉は不器用でも、接客として洗練されていなくても、知識が不足していても、真心をもって接して対応してゆけば必ず伝わる。喜んで頂ける。それが励みとなって自然に勉強するようになり、自然…

ゴッホと川上、良寛さんと私

川上未映子さんが「私はゴッホにゆうたりたい」という文章をブログに書かれている(http://www.mieko.jp/blog/2005/03/post_3.html)。私はこの文章を読んで号泣した。なんというすごい文章なんだ! 私にはこのような文章は書けないが、私は良寛さんが大好きな…

捨てる心構え

辰巳渚氏は「一方、昔ながらの妖怪には、付喪神というものがいる。そのへんにうち捨てられた古い器物が魂を持って悪さをする妖怪だ。いわば、「ほっとかないでお化け」である。やはり筆者には、昔の人は現代の私たちよりも、もっと捨てることに敏感だったよ…

「慈悲の瞑想」で基本的構えをつくれるか?

交流分析で「基本的構え」とよばれる人生に対する姿勢では「私もOK、あなたもOK」が理想的であるとされる(詳しくは杉田峰康『人生ドラマの自己分析―交流分析の実際』などを参考にして下さい)。 どうしたらこのような構えをつくることが出来るだろうか?あ…

新しい公認会計士をやとう

罪悪感に悩んでいる場合、「新しい公認会計士をやとう」(メリィ M.グールディング,ロバート L.グールディング『自己実現への再決断』325頁)という方法をお勧めする。 上記書に書かれた「新しい公認会計士をやとう」という意味は次の通りである。 ・今までの…

社会適応から社会貢献へ

本日(2008/05/11)の『朝日新聞』天声人語が児童小説『わたしの母さん』の一節を引用している。「人間の賢さっていうのは、その人が持っているちからを、どう生かしているかっていうこと」 物わかりの悪いためにうまく適応していない自分を何とかしよう、何と…

適度な緊張感

緊張とかストレスというものは本来必要らしい。ところが「適度な緊張感」というのが実に難しい。過度に緊張して失敗したり、だらけすぎて失敗したりすることが多い。 「適度な緊張感」に関する達人的アドバイスが欲しい。 私が経験した「適度な緊張感」に次…