動中の工夫

坐禅コミュニケーション

温泉の入り方

 温泉の入り方について検索してもいろいろ出てくる。やはり日本人は温泉が大好きのようだ。

 水分補給や長湯の危険性など、とても親切に書かれている。私は今日、千葉県は養老渓谷の温泉に行ってきた。

 温泉に入る人を眺めてみると、入り方もいろいろである。慣れていない外国人はなんだか入り方も固く小さくなって入っている。

 遠くから温泉にはるばるやってきているのにリラックスできず肩に力が入って挙動不審な男もいる、私だ。

 温泉の効能を身体に染み渡らせるには、「はあー極楽!」といいたくなるような脱力が必要だと思う。

 過緊張状態が続いて自然体を忘れている人は、そもそもこの脱力が厳しい。またイメージ療法的なやり方も上手くできなくなっている事が多い。たとえば「すっかり疲れがとれた」状態をイメージすることが難しくなっている。
 
 そんなわけで、過緊張が続いている人は、数日程度の温泉ではあまり効果がないようだ。変な話だが、温泉に行く前に、集中できる自宅でストレッチや瞑想などである程度、自然の気を取り入れる準備を調えることが必要なのかもしれない。