動中の工夫

坐禅コミュニケーション

はじめに

 上司に「気が利かない」「空気が読めない」「話が通じない」「向上しない」などと言われた。確かにそうだ。なかなか仕事に慣れない。昔から経験から学ぶのが苦手だ。書籍から学ぶほうが簡単だ。したがってスポーツは苦手。仕事が苦手なのも、運動神経が悪いからだと思ってた。

 そんな中「アスペルガー症候群」なるものがあることを知った。「自閉症スペクトラム指数」を計算するといつも38-42点の範囲に入る。確定診断を受けたわけではないし受けるつもりもないが。自分に現実に対応しにくい傾向があるとわかれば十分だ。

 リアン・ホリデー ウィリー『アスペルガー的人生』という本を読んでみた。著者はアスペルガー症候群だがなんとか工夫をしている。この工夫が今まで自分がやってきたことと似ていることが多い。私もどちらかというと予習することで現実に対処してきたからだ。この予習重視主義が過度になりすぎていることで、現実軽視となり、結果として対応できない理由となっていると今まで思ってきたが、私のこれまでのやり方は間違っていなかったと思った。

 私は数ヶ月前から坐禅会に参加している。参加者の美しい身のこなしに感心させられる。あのよう縦横自在な動きを身につけたいと思っている。応援よろしくお願いいたします。