動中の工夫

坐禅コミュニケーション

入力と出力の転換

 会話はインプットとアウトプットが同時に要求される難しさがあると以前書いた。脳トレの川島教授がそれに関連した工夫をこう述べている、「ラジオのニュースはただ漠然と聴かずに内容を要約してみましょう。時間をかけすぎずに3~4分で簡潔にまとめましょう」(『脳を鍛える大人のDSトレーニング』)と。時間をかけずに入力と出力を速やか且つなめらかに転換するのである。斎籐孝が提唱する「文脈力」も鍛えられるであろう。家族や同僚などに当たり障りのない世間話として、話してみるのもよい。「空気を読む」練習にもなるであろう。