動中の工夫

坐禅コミュニケーション

茶礼での作法

 坐禅会の最後には茶礼が行われることが多い。茶道と禅は関わりが深いから、簡単な作法を知って、茶礼を本格的な茶道を知る入り口とするのも面白いかと思う。

 そこで簡単にお茶を頂く時のマナーとその意味をまとめてみた。ただし私も今日初めて知ったことなのでご了承下さい。

・お菓子を取る。

・自分の服むお茶が点てられる直前にお菓子を器から取って食べる。

・お菓子の包み紙等は自分でお持ち帰りする。

・お茶碗を頂いたら…。右手で茶碗をとって左手のひらにのせて右手を添えて、茶碗を右手で時計回りに2回ほど回す(お茶碗には正面があり、正面を向けて渡されるので、謙遜の意味をこめて時計回りに2回ほど回すことで正面からずらす)。

・何口かに分けてのむ。お茶を点てる方からすれば三口半で飲みきる量で点てているので、それを目安にして飲む。

・泡を残さないように最後まで服みきります。最後は泡をすする音を立ててよい。

・口を付けたところを軽く右手の指で拭いて、指を懐紙で拭く。次に時計回りに2回まわして正面を元のように自分の前に戻す。その後茶碗を鑑賞する(あまり高く持ち上げないように)。