動中の工夫

坐禅コミュニケーション

自分を撮影してみると―『スッタニパータ』風偈文

 さて次のうち、私が一番苦手なのはどれでしょう?

1.学会などでの発表
2.結婚式などのスピーチ
3.仕事でのコンサルティング・カウンセリング
4.お見合いパーティーでの会話

 まず1は多くの人が緊張するようだが、私は比較的平気。入念に準備した読み原稿を読めばいいから。
 次に2はいきなり指名されたら、最悪の結果になることがほとんど。準備できるならまずまずいける(ある宴会での失敗は、http://blogs.yahoo.co.jp/dongzhongdegongfu/9627399.html)。

 問題は3,4。これらはまったく準備が出来ないわけではなく、予習復習のきくことではある。ただメモを見ながら会話することが出来るとはいえ、読み原稿をまる読みできる状況ではないので…。よってこれらは甲乙つけがたく苦手。ただし4は笑い話で済むが、3での失敗は社会人として大問題。

 そこで3での会話力向上を目指し、家族相手にロールプレイを行い、ビデを撮影をした。その結果分かったことを『スッタニパータ』風の偈にしてまとめる。

・自分が何を話そうか?それに気を取られすぎている。それがために、相手の話を聞けていない。

・自分が何を話そうか?それに気を取られすぎている。それがために、かえって言葉に過不足が生じてしまっている。

・自分が何を話そうか?それに気を取られすぎている。それがために、自分が何を話したのかを聞けていない。したがって自分が言葉足らずだったことに気づかず、修正が聞かない。

・自分が何を話そうか?それに気を取られすぎている。それがために、相手の質問に答えておらず、結果的には無視して自分の描いたストーリーのことを話し続ける。