動中の工夫

坐禅コミュニケーション

一夜の摂心を終えて

 一夜の摂心に参加した。これほど長時間坐禅したのは初めてで、普段読まないお経も読んだ。

 平素、いかにだらけた生活をしているかがよく分かった。以下、学んだことを記す。

・道場での茶礼:直日に合わせて頂く。お変わりの頂き方は食事と同様に右手で合図する。

・読経:読経の際は合掌、回向のときは経本をおいて法界定印。

・本堂の仏壇におそなえするお茶と水は、むかって左にお茶、右にお水。茶碗は落とさないように注意!

・起床したら素早くかしわ布団を丸めて、上の棚に放り投げる(高いので手は届かない)。


 次に反省点を記す。

・日々の生活態度に隙がありすぎる。畳みのへりを踏まない。

・足の痛みや魔境との戦い方:取り合ってしまうとますます悪化する。数息観や公案に集中すること。セロトニンやらエンドルフィンやらで痛みは和らぐはず。家での坐禅でも一炷は足を組み替えず坐り抜くこと。

・長時間坐ると、いつもは分からない姿勢のゆがみや、呼吸の誤りが偏り疲労に響いてくる。私の場合は肩と膝・足首、胃に負担がかかった。
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今後の訓練:
 結跏趺坐で一炷坐れるよう、サボらず毎日坐る。
 肩の力を抜いてあごを引く。
 横隔膜を落として、みぞおちの力を抜く。

「もっと真剣に坐れ!」の一言に尽きる。