動中の工夫

坐禅コミュニケーション

己事の究明は焦眉の急務

 「己事の究明は焦眉の急務」と昔の人は言った。自己を知ることは眉が焦げているのを払うのと同じくらい急いで行わねばならないという意味だ。

 本日は「カウンセリングなどの仕事をする上では、自己を信頼する(コンフィデンスという単語を使っていた)ことが大切。自分に不安があるとお客さんも不安になる」というお話をある先生からうかがった。

 あまり関連はないかもしれないが、自分を知るって事は大事なんだなあと感じた。

 専門道場に入った新参の修行僧はまず「己事の究明」「見性」、初関に通ることに急ぐのだと聞いたこともある。

 おそらく自分を知ろうとすることを「急ぐ」って事が大切なんだろうなあ。今のニートにありがちな、だらだらと「自分って何なんだろう」とやっててもダメなんだろうな。