動中の工夫

坐禅コミュニケーション

舌癖について

 あまり自覚のない癖だが、舌癖というものがある。私は舌が落ち着き無く歯を押したりしていることがある。やはり馴染みある感触で安心するからだと思う。

 しかし偏った舌癖は健康によくないし、表情にも影響があることがわかっている(詳しくはhttp://www.ekubo-m.com/bk_0501-1.html)。日常生活で正しい舌や唇の位置を維持していくことが大切だが、なかなかそうもいかない。せめて坐禅虫だけでもこれを心がけたいと思う。

 道元の『普勧坐禅儀』には「舌、上のアギトにかけ、唇歯あいつくべし」と懇切丁寧な指導がなされている。坐禅は口の躾にもなるのである。