動中の工夫

坐禅コミュニケーション

慣れてよいと許可する

 新しい仕事の初日。やっぱり頭がパニックだ。前回の職場では緊張の結果、へこへこと姿勢が悪くなっていたので、今回は数ヶ月前から姿勢を改善した。その成果は出ているが、姿勢が良すぎて逆にぎこちない。相当ぎこちない人だなと思われているのが伝わってくる。

 さあここが正念場だ。前回は慣れないという状況に慣れてしまい、1年半以上も五月病を続けていたようなものだ。「昨日は失敗だらけだったから、昨日よりは緊張していこう」「明日も仕事だから早く寝よう」「予習・復習がなってなかったから失敗した、もっと努力せねば」これらを四六時中、強迫観念として繰り返していたからずっと慣れることがない。結果的には「只管マイナス思考」=「只管雑念」になってしまっていた。自分に対し慣れてよいと許可するようにしたい。「親密さ」を失うほどの緊張を1年以上もっていてはいけない。「沈香炊かず屁もこかず」という言葉もある。
 
 今回は坐禅で姿勢が良くなり呼吸が深くなっているので、前よりは幾分周りが見えているような気がする(それでも他人と比較したらおそらくひどいものだが)。気分の転換を徹底したい。