動中の工夫

坐禅コミュニケーション

スピーチでヘタこいた

 会話でまた文脈から拡散してしまった。

 高校時代の部活の同窓会でお世話になった先生がスピーチでのこと。全文を思い出せる範囲で掲載する。

 愚曰く「○○先生は私たちが高校三年の春に赴任されました。先生が入られてから、練習内容が変わってきました。例えばバッティング練習の際、脇から○○先生がノックを打って下さいました。それまではバッティング練習の際は、バッターからの打球のみに集中して守備についていましたが、今度はそれプラスノックの打球にも集中しなければなりません。ちょうど車を運転する際に、クラッチやアクセル・ブレーキ、そしてギアチェンジ、ハンドル操作、周辺視など様々なことに集中していなければならないのと同じ状況な訳であります。そしてノックのペースも速く、間髪入れず打ち込んでゆくので、雑念が起こる隙もありません。これは大変大事なことで、現在でこそスポーツの世界でゾーンなんて言葉が注目されていますが…。たとえば仕事をするにしても、間髪入れずに、雑念を起こさずに取りかかるということは大変重要でして、コピーなどの雑用においても間髪入れずに、雑念を起こさずに、草履を脱ぐが如くとりかかり、行為そのものに喜びを感じるように、ただ行うことが重要でありまして…」と。

 ここであまりに話がまとまらないので、司会に中断されてしまった。話がまとまっていないためみんなが苦笑しているのも伝わっていたのだが、収拾がつかずどんどん拡散してしまった。

 会話すら方向音痴な私、はたしてどこへむかっているのか?