・吐く息に合わせて「ひとーつ」「ふたーつ」、10までいったらまた「ひとーつ」
・禅定が深まったらもう「ひとーつ」「ひとーつ」でもよい。
・もっといえば「ムー(無)」
「ムー」でよい。この無は無字の
公案で、有り無しの無ではなく、無そのものである。
・動中でも
「ムー」「ムー」。あるタクシーの運転手はこの
法話を聞いて、仕事中ずっと
「ムー」とやっていて、お客さんがなにをいっても
「ムー」とやっていたという失敗談がある。これは本当の動中の工夫にはなっていないわけであるが、この単純さ・素直さには見習うべきものがあると私は思った。