動中の工夫

坐禅コミュニケーション

歩く姿勢

 歩く姿勢は下記の立つときのチェックポイントに加え大腰筋を意識するように心がけている。参考文献は安田登『能に学ぶ身体技法』(ベースボール・マガジン社)である。股関節から脚を出すいわゆる「長い脚」のイメージで歩いてゆく。

 大腰筋は身体の内側にあるので意識しにくい。一度はその筋肉の意識を自覚し、トレーニングする。そして実践的な動きでは大腰筋の意識を忘れて動きに成り切る。大腰筋だけに意識がいっていては動きが堅くなるからである。これは安田登氏がなんども繰り返し指摘している重要なことである。

下記は立つときのポイント
私のチェックポイント―1日1回はチェックする習慣を付ける―
・あごを引く(側面から見て耳・肩・股関節が一直線)。
・スカイフック感覚(天井から頭をつり下げられている感覚)。
・眉と眉の間・胸の中心・臍下丹田に軸を意識する(ゆる体操の高岡英夫氏がいう「上丹田」「中丹田」「下丹田」)。
・できるだけ胸を開き、肩は落とす。
・腰骨を立てる。

安田登氏のホームページ(http://www.watowa.net/