動中の工夫

坐禅コミュニケーション

会話に必ずオチをつける

 私はよく会話していて盛り上がると、最後には「あれ、なんでこんな話になったんだっけ?」とだれかにいわれるくらい脱線することが多い。この会話そのものは楽しい雑談であったし、みんなだれのせいで脱線したのか気づかないことが多い。しかし実は私が原因なのです。

 斎籐孝『コミュニケーション力』(岩波書店)のなかで提案されている氏の造語「文脈力」が私には欠けているのだろう。無論、自由に発想を広げていく力も大切だが、会話の文脈「起承転結」をに収束させてゆく力、会話にオチをつける力も大切だ。様々な分野のスペシャリスト達とインタビューをしている茂木健一郎氏ももともと会話は苦手だったという。ならば自閉症スペクトラム指数38点の私にも、この「文脈力」はトレーニング次第で身に付くはずだ。

  斎籐孝氏の推奨する方法は
・メモをとりながら会話をする
・マップ・コミュニケーションという方法を使う
などこの本にたくさん書いてあるから、詳しくはそちらを参照のこと。

 まず私は意識改革として、「会話に必ずオチをつける」習慣をつけようと思う。もちろん時には気の合う友達ととりとめのない雑談をするのも必要なことだが…