2024-02-11 柝の工夫 坐るときの工夫 禅堂での坐禅では、言葉で合図せず柝や鐘の音で開始や終了を告げる。今回は和尚より柝の打ち方について指導を頂いたので、忘れないうちに書き記しておく。 柝は胸の前で叩くようにする。 叩いたときに反動で離すのではなく、ピッタリと合わせて止めるように打つ。 力いっぱいたたくのではない。円覚寺僧堂時代に和尚が丁寧に乾燥させて作った柝なのに、力いっぱい打って割ってしまった御仁もいる。 しかし坐禅で培った肚の力で打つ。気を集中し平行にピッタリと合うように叩く。