動中の工夫

坐禅コミュニケーション

柝の工夫

禅堂での坐禅では、言葉で合図せず柝や鐘の音で開始や終了を告げる。今回は和尚より柝の打ち方について指導を頂いたので、忘れないうちに書き記しておく。

  • 柝は胸の前で叩くようにする。
  • 叩いたときに反動で離すのではなく、ピッタリと合わせて止めるように打つ。
  • 力いっぱいたたくのではない。円覚寺僧堂時代に和尚が丁寧に乾燥させて作った柝なのに、力いっぱい打って割ってしまった御仁もいる。
  • しかし坐禅で培った肚の力で打つ。気を集中し平行にピッタリと合うように叩く。