動中の工夫

坐禅コミュニケーション

他人の会話の精度を知れ

 昔、先輩とクライアントの方とコンサルタントしていたときのこと(具体的な職業は秘密)。終わった後、先輩から「あの場面ではクライアントは内心○○を希望していたのだから××…」といわれた。
 まとめると、
・クライアントのニーズをつかめ
・そのニーズに的確に応えろ
コンサルタントを始める前に、頭の中に話のあらすじを作っておけ
というようなこと。要するに相手の立場にたてということ。

 しかしこれが私には難しい。そもそも人前で上がってしまい、自分と相手が何を喋っているか、観察・洞察している余裕はない。だから相手のニーズなどつかめないし、自分が話す内容すらもコントロールできない。斎籐孝氏が「文脈力」といっている意味もすごくよくわかるのだが…。インプットとアウトプットが同時に要求されるなんて、なんて難しいんだ!

 理想的には、「会話と洞察が同時になる」ことで「会話に成り切る」=「只管会話」、「相手を察し切る」=「只管洞察」という状態、いわば会話におけるゾーン状態になることである。

 ただそこまで今の私には望むべくもない。以下の2点に気をつけてみたい。
・他人の会話の精度を知る。自分が会話についていけてなかったら、その旨を素直に伝える。わかったふり・逃避をしない
・できるだけ文脈の拡散を防ぐ

 だれか同じように悩んでいる人、いませんか?